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パーキンソン病

パーキンソン病は手足が震えたり、体を動かすことが困難でゆっくりになるといった特徴的な運動機能障害を示す脳神経疾患です。特徴的な運動症状は以下の4つです。特に初期には、4つの症状がそろわないこともあります。

①振戦 1秒間に10回未満の比較的ゆっくりとしたふるえです。手足の他に顔面にもみられることもあります。安静時に目立ち、動作を開始すると消失することが多いのも特徴です(安静時振戦)。

②無動・寡動 体の動きが全般的にゆっくり・小さくなります。歩行時の手の振りが小さく、歩く時の歩幅が小さくなったり(小刻み歩行)します。また、特に動作の開始が苦手になり、最初の一歩が出なくなったり(すくみ足)します。表情が乏しくなったり、話すときも小声で抑揚が少なくなったりします。

③筋強剛・固縮 筋肉に緊張があり、他者が手足を動かした時にうまく力を抜くことができない症状です。ガクガクと歯車がかみ合うような抵抗を感じ(歯車様)たり、鉛を動かす時のような抵抗(鉛管様)を感じる所見が見られます。

④姿勢反射障害 バランスを崩した際に、1歩が出にくくなるため、転倒しやすくなります。パーキンソン病の場合は、発症当初からよりも数年経過したのちに出現することが多い症状です。

一般的な外来診療の流れ

①問診;いつから、どのような症状があるか等お聞きします。Web問診を受診前に入力していただくとスムースです。使用されているお薬も重要な情報になるため、お薬手帳をお持ちください。

②診察;神経学的所見を確認していきます。

③鑑別診断のための各種検査;血液検査や画像検査等行います。画像検査は検査の内容や予約の混み具合によってご紹介する病院が変わってきます。

④治療開始;お薬とリハビリテーションで治療を開始します。外来リハビリを受けながら同じ診療所でお薬の調整ができる点が当院の特徴です。多職種スタッフ一同で診療にあたっております。

 パーキンソン病に対して、リハビリテーションはお薬の効果を最大限に活かす効果が期待できます。また、過去の報告でも定期的な有酸素運動がパーキンソン病の運動症状に有効だったという報告があります。

 有酸素運動は血管新生、神経栄養因子の増加、免疫系の活性化、ミトコンドリア機能の改善の効果があり、パーキンソン病にとっては発症早期から取り組むことが有効である可能性が示唆されています。

 また、レジスタンス運動(いわゆる筋トレ)を行うことで筋力アップが期待できます。年齢を問わずに効果がありますので積極的に取り組みましょう。

 パーキンソン病の方の症状が悪化してしまうきっかけとして、転倒による骨折や、嚥下障害による誤嚥性肺炎での体力低下が挙げられます。当院は、食事(栄養・嚥下)・リハビリ・お薬、について積極的に取り組んでいます。投薬が他院で処方されており、リハビリは当院を利用していただいている方もおられます。ぜひお気軽にご相談ください。

腰HAL 導入しました

 おおいた産医療関連機器導入推進事業の補助をいただき、CYBERDYNE社様のHAL®腰タイプ 自立支援用を導入しました。これは足腰の弱った方などの体幹・下肢の運動をアシストする装着型サイボーグです。装着して体幹動作や立ち座り動作を繰り返すことによって身体そのものの機能向上を促すため、HAL®を外した状態での自立度を高めることが期待できます。

 パーキンソン病の方に対しては、座った状態からの立ち上がりにくさがある方、歩幅が小さくなってきた方などに対して、リハビリテーションの中で利用していただけます。HALを使用することでの追加費用はありません。HALでのリハビリに興味がある方はお気軽にご連絡ください。

 当院は脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅱ)および運動器リハビリテーション(Ⅱ)の施設基準を満たした施設です。対象となる疾患の方で、医師の診察の結果必要と判断された方のみリハビリテーションを受けていただくことが可能です。

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